アジアンシルバー店長の時々ブログ

ピアス、アクセサリー、日常の出来事など シルバーアクセサリー通販【アジアンシルバー】店長の時々ブログです

ピアスと金属アレルギー

      2016/01/11

ピアスを選ぶ時に金属アレルギーの面から素材を気にされる方も多いかと思います。
そこで、今日はピアスと金属アレルギーについてお話しします。

ピアスを着ける女性

ピアス経験者の方が、未経験者より金属アレルギーになりやすい

当然と言えば当然ですが、ピアス経験者の方が未経験者より約2倍の確率で金属アレルギーになっています
最初のピアッシングから上皮ができるまでの1か月で使用していたファーストピアスの成分が溶けだして感作しやすいためです。また、完全に上皮ができるまえにセカンドピアスをつけたり、装着時にホールを傷つけたりしても感作しやすいです。

特に金においては要注意です。
比較的アレルギーを起こしにくいことで知られている純金です。
(それゆえにファーストピアスで使用した方も多いかと思います。)
純金は、ピアス未経験者ではほとんどアレルギー反応が出ませんが、
ピアス経験者にはニッケル(最も金属アレルギーになりやすい金属の一つ)とほぼ同確率で
アレルギー反応が出るようになっています。

アレルギーを起こしやすい金属とは

そもそも金属アレルギーとは、
アクセサリーなどの金属が汗や体液で微量に溶け出し、
金属イオンになって体内に取り込まれ、それを体が異物と判断した時にアレルギーとなります。
つまり、汗に溶けやすい金属がアレルギーを起こしやすい金属です。

金属アレルギーの感作陽性率

出展:「ピアスアレルギー」アレルギーの領域 / Vol. 4, Vol. 12, P. 43-47 (1997年)

 

実際に日常接触する機会の多い15種類の金属についてアレルギーの頻度を調べた結果によると、

【金属アレルギーを起こしやすい】コバルト、ニッケル、スズ
【金属アレルギーを起こしにくい】銀、マンガン、イリジウム、銅、プラチナ

銀はアレルギーをおこしにくいのです。
金についてはどちらともいえないでしょう。
ピアス経験者が臨床検査でニッケル同程度のアレルギー反応が出ていますが、
金はそもそもちょっとした汗ではイオン化しないので、
健常な上皮に接触してもアレルギーの症状は出にくいようです。
潜在的な金アレルギーという感じですね。

また、上記の文献にはありませんが、
チタンやサージカルステンレスと言われるものは最も金属アレルギーを起こしにくい金属で、
最近ようやく、加工技術の発達にともないピアスなどのアクセサリーにも使用されるようになりました。

アレルギーを絶対に起こさない金属はありません

最も安全だと言われる純チタンやサージカルステンレスでさえ
僅かではありますがアレルギーになる方がいらっしゃいます。
アレルギーを絶対に起こさない金属はありません。

どの金属に反応するかは個人差です。

銀、金、プラチナもアレルギーを起こしにくい、または症状が出にくい金属ですが、
アクセサリーとして加工するときに、
大抵は割金といって強度を上げるために他の金属を混ぜて使用するのです

 

一般的な割金の割合

18K(標準)         金75% 銀12.5% 銅12.5%
18Kホワイトゴールド     金75% 銀15% パラジウム10%(銅、ニッケルを含む場合あり)
プラチナ900         プラチナ90% パラジウム10%
シルバー925         銀92.5% 銅7.5%
純チタン          チタン99.4%以上 酸素や鉄などの不純物1%未満
SUS316Lサージカルステンレス  鉄、ニッケル、クロム、モリブデン等の錆びにくい合金

 

アジアンシルバーのアクセサリーは全てシルバー925です

したがって、この混ぜてある金属がアレルゲンになるケースがあるようです。

めっきコーティングされているピアスも注意が必要です。
めっきははがれるものです。
ロジウムめっきやチタンめっきがされていても、はがれてきた時に内側の金属が溶け出すことがあります。
特にスタッドピアスなどは、キャッチとの装着摩擦でめっきがはがれやすいので注意が必要です。
(ロジウムめっきは下地に発色をよくするためのニッケルが使用されていることがあります。)
>>ロジウムめっきについてはこちら

自分にとってアレルギーになる金属を見極めましょう

ピアスを付けてじくじくしたり、痒かったり、炎症がおきたりなど疑わしい症状が出たら、皮膚科に相談しましょう。
皮膚科などでパッチテストを行ってどの金属に対してアレルギーを起こしたのか調べてもらい、
その金属に出来るだけ触れないようにすることが一番です。

 - シルバーについて, ピアス